2017年11月6日月曜日

第30回東京国際映画祭「レインボウ」

東京国際映画祭でチケットを購入する際に、ローガン・ラッキー以外にも購入したかったけれどできなかった映画が何作かあったことは前回のブログで書きましたが、その後、やはり他にも何か観たいよねーと思い、作品を探しているところで見つけていた「レインボウ」は無事購入できましたので行ってきました。


この「レインボウ」なぜ観ようかと思ったかと言いますと、主演がルカ・マリネリだったのです。このポスター観てどなたかわかった方すごいです。


このブログで以前書いた(ジーグの時のブログ)、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」というイタリア映画で悪役を演じていたのがルカ・マリネリ。
この時の演技がかなりイっちゃってたので、好印象だったため観に行くことにしたのです。

「Una Questione Privata」(原題)


何も調べないで観に行ったことを本当に後悔しました…
この映画、特徴的な霧のシーンが何度もあるのですが、それが主人公の脳の中に巣食ってるのではないかと思うほど、こちらの脳も見るにつれモヤモヤしてきまして。
正直睡魔が何度となく襲ってきました。画面は美しいんですよ。
上記ページによると、原作は20世紀イタリア文学の最高傑作で若者たちのバイブルと書かれています!
ひー、勉強不足ですみませんでした(汗)
これ詳しい方に色々お聞きしたいくらいでっす。
気軽な気持ちで観に行ったことを少し後悔した次第です。

でも、恋する気持ちは万国共通。美しき女性に想いを寄せる感じが伝わってきましたし、この男女の三角関係がなんだかもどかしい。レジスタンス軍に居て、状況としては大変な状況なのですけれど、彼女との思い出の場所に行ってみたり。
度重なる回想シーン、その思い出から縛られている感じと、想いを寄せていた女性がもう一人の男性と関係を持っていた事を知り、思いに駆られてその男性を探して会うことにしたのに、ファシスト勢力の方に捕らえられていたりして、自分の思い出突っ走っていく主人公のドラマティックさ。
そういった思いと、大変な状況である現実。
そして映像も美しい。景色が美しいだけに、このファシスト勢力とレジスタンス軍の撃ち合いが辛い…。
対比で描かれていく…。




この作品の監督は、パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟。
他の作品を未だ観たことがないので、観てみたいと思いました。特に塀の中のジュリアス・シーザー。
上映前には、監督からのメッセージが流れ、なんとも映画祭っぽくていいなと思いました。
しかも弟パオロさんの方のみ登場。軽口を叩く感じもなんともイタリアっぽい。

こういう風に通常の映画でも、特別回では上映前に監督や出演者からの特別メッセージが流れたら嬉しいな。

ところで、ルカ・マリネリはまた別人の役をこなしてましたが「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」の印象が強かったので、そちらをまた観たくなってしまった・・・。

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