2017年5月14日日曜日

<感想>ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

5月12日(金)公開初日に3D・IMAXで観てきました。



初日って「待ってました!」って人が詰めかけるから、映画館に観客のワクワク感が溢れてていいですよね。

いやもう、最高でしたよ!!!


家族の愛がテーマになっているのですが、思いがけずストレートに訴えかけてくるものだから、真正面から受け止めちゃって感動してしまいましたよ。

でも、しんみりさせといて、その後すぐに爆笑で巻き返してくれるニクい演出!
とにかく笑わせるんだ、というジェームズ・ガン監督の強い意気込みが感じられました。

また、キャストそれぞれがキャラクターを深く掘り下げて理解したうえで、確固たるイメージを持って演じてるんだろうなーっていうのが伝わってきて、なんか安心感あるっていうか、敵・味方含め息ぴったりなんじゃないの?っていうチームワーク感と、演じてる方も楽しんでる感が伝わってきて、観ていて嬉しくなっちゃいました。

※以下、ネタバレ含みます※




前作でチームを結成したガーディアンズが、トラブルを乗り越えながら、さらにその結束を強めていくストーリーになっています。

そして、今作のキモは、スターロードことピーター・クイルの「父親」の登場。謎に包まれていたクイルの出生の秘密が明らかになります。

ピーターと父親の関係を軸として、ピーターとヨンドゥ、ヨンドゥとクラグリン、ヨンドゥとスタカー(スタローン様)、ガモーラとネビュラの関係も描かれており、それぞれがお互いに抱く思いが交錯し、ストーリーを盛り上げていきます。

近しい存在であるが故の誤解や確執、分かって欲しいのにぶつけられない思い、など共感してしまうエピソードが満載で、すれ違い、ぶつかり合い、憎しみながらも、断ち切れない“ファミリー”の愛や絆が描かれています。


そして今作、最大の注目ポイントは、ドラックス&マンティスという最強爆笑コンビの誕生です。

モダンテイストのインテリアが全く似合わないドラックス

前作でもそのおバカっぷりを炸裂させていたドラックスですが、もちろん今作でも痛快なまでの単純さを披露して笑わせてくれます。っつーかドラックス、丈夫過ぎだし!

相方のマンティスは初登場。相手に触れると、その人の感情が分かるエンパスというキャラクター。

この、天真爛漫なドラックスと、人付き合い経験値がほぼゼロの超ピュアキャラ、マンティスの掛け合いが、ボケとボケの応酬で爆笑必須。

面白いうえに、お互いに悪意がないので、本音を直球にぶつけても奇跡的に傷つけ合うことがない、非常に清々しい、最高のペア!

しかし、この人らめっちゃ面白いわ〜と油断してると、ふいにぐっとくるシーンになったりするので、油断できませんよ。

また、ペアという程でもないけれど、ヨンドゥとロケットのやりとりも泣かせます。
生き方が似ているからこそ分かり合えた二人の友情の芽生えというか、ヨンドゥのおやっさんぷり。後半のヨンドゥの巻き返しはヤバいです。

ラストでは、二言目には悪態ついて近づくもの全てを傷つけていた、尖ったナイフ、ギザギザハートの凶悪アライグマ、ロケットの目にも涙が・・・。


ところで、日本ではキャワイイベイビー・グルート推しのプロモーションが展開されていましたが、個人的に萌えたのは、グルート本人よりも、ガーディアンズのメンバーのグルートに対する“ガーディアンズ(保護者)”ぶりです。
みんなでグルートを気づかって面倒をみている様子が描かれていて、ほっこりしました。
エンドロールには爆笑の小ネタもブチ込まれています。


この手の映画を観ている方はご存知かと思いますが、エンドロールもめっちゃ楽しいので、必見です。
この最後の最後まで楽しませてくれる感じも最高ですよね!

お約束のオマケシーンは、面白いけどいつもと違って、次回作の予告的な思わせぶりな内容ではなかったのが、ちょっと残念だったかな。


ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2は、アメリカでは5月5日に公開され、北米の興行収入ランキングでは初登場1位。7日の発表ですでに1億4500万ドルの収入をあげており、大ヒットと言える出だしになっているようです。

Rotten tomatoesでも批評家スコア81%でフレッシュ、オーディエンス・スコアも90%と高評価。


ギャグもシンプルで分かりやすいし(テイザーフェイスとかね)、仁義系ストーリーはしっくりきそうだし、日本でも大ヒット期待できるんじゃないでしょうか??

とりあえず私は早いところ2度目の観賞に行きたくてうずうずしております!

ディズニー公式サイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/gog-remix.html

(H)

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