公式ウェブサイトhttp://ghostshell.jp
ところで、日本よりひとあし早く3月31日(金)にアメリカでは公開されていますが、その評価はというと・・・
イマイチな感じですね・・・😑
ほんで、私の満足度もオーディエンススコアと同じくらいです。
感想をざっくりいうと
・思ったより迫力がなかった
・いまいち盛り上がりに欠ける
・ストーリーに引き込まれなかった
・たけしがかっこよかった
悪くもないんだけど、グイグイ引き込まれるような要素もなかったという感じ。
最初の「迫力がなかった」についてフォローしておくと、会場のよみうりホールはよく試写会が行われるものの、映画館ではないため、正直言って映画観るには設備が微妙。
だから、迫力に欠けたのは設備が原因じゃないかな〜、と。
大手シネコンのでっかいスクリーンとかIMAXとか3Dとかで観ればだいぶ違うと思うんです。
「攻殻機動隊」は士郎正宗の漫画を原作として、映画やテレビアニメシリーズが展開されていますが、今回の映画のストーリーはオリジナルで、漫画やアニメを知らなくても問題ない作品になってます。
もちろん、ちょいちょい知っといた方がいい設定とかはありますが、置いてきぼりにされる程ではないかな。
ストーリーは、義体化されて記憶を失ったミラ・キリアン少佐の自分探しが軸になっており、あるサイバーテロ事件を追う中で、少佐が本当の「記憶」を取り戻していく過程がサスペンスちっくに描かれているだけど、なんかハラハラしないんだよね。
いまいち緊張感がないっていうか、のめり込ませる何かがなく、最後まで気持ちが盛り上がらない。
とにかくストーリーがなんかちょっと薄っぺらいように感じました。
キャストに関しては、個人的には予告編の段階からスカヨハの少佐役は好意的に捉えてましたが、本編を観てもその印象は変わらず。
アメリカでは映画が公開された後に、Whitewashing論争が再燃しているそうです。
Yahoo!ニュース:『映画公開で再燃した「ゴースト・イン・ザ・シェル」キャスティング論議』
注意)以下ネタバレ含みます
作品を観た私の感想としては、今回のストーリーだと、アジア人ではなく人種の異なる俳優が演じることに特に違和感はないなと思いました。
そもそも、今作では少佐が義体化した経緯がアニメとは違う。
ミラ・キリアンは草薙素子であるけれど、Hanka Roboticsに拉致され、本人の意志とは関係なく無理矢理実験台にされ、義体化されたという設定になっている。
彼女の過去は抹消され、記憶も上書きされ、まったくの別人にされてしまった、という筋書きなので、異なる人種になっていることはストーリー上、むしろ自然ではないかな、と。(白人である必要もないですけどね。)
ただ、だったら無駄に髪型だけ寄せなくていいのに(スカヨハに似合ってないし)と思いましたけども。
以上
しかし、草薙素子は人気のあるキャラクターだし、見た目のイメージに思い入れのあるファンも多いと思います。そういう方たちをがっかりさせてしまった感は否めないですけどね。
バトーとイシカワとサイトウも非アジア人が演じてましたが、9課の人種が画一的でないところが作品の雰囲気に合っててしっくりきました。
9課のメンバー
何よりすげーなと思ったのが、荒巻課長を演じた、たけしね。
セリフとか微妙に聞き取りにくいし、棒読みなんじゃないの?とか思っちゃうんだけど、存在感がすごいのよ。
駐車場のシーンはカッコ良すぎてしびれましたね。
ちなみに、たけしのセリフは全て日本語で、なぜか桃井(オリジナルキャラクター)は英語で演じてました。
彼女は電脳化してないからってことかしら?
それから“クゼ” を演じたマイケル・ピットの怪演がすごく良かったです。
メディアの作品紹介記事で、 マイケル・ピットが “笑い男” 役って書いてるのをけっこう見かけたけど、謎のハッカーではあるものの “笑い男” ではないよね、あれ。
“クゼ・ヒデオ” はテレビアニメシリーズの方に登場するキャラクターだそうですが、それとも違う設定でした。
期待が大きかっただけに、微妙に肩すかしくらった感ありましたが、あんまり楽しめなかったのはスクリーンとか音響とか設備のせいだったのではないか?という一縷の望みが残っているので、公開されたら3Dの吹替版でリベンジしたいと思います!
以下、どうでもいいけど気づいたこと。
・街中にカタカナで「イノセンス」と書かれた看板があった
・少佐の盗んだバイクは「HONDA」
▶︎「殻機動隊」のハリウッド版実写映画『GHOST IN THE SHELL( ゴースト・イン・ザ・シェル)』にNM4をベースとした近未来バイクが登場!
ビハインド・ザ・シーン
ゲイシャボットを始めとする小道具がヤバい!
ルパサン監督、制作中はめっちゃ楽しかっただろうな〜と思われます。
(H)
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